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アレルギー検査室 アトピーっ子情報館おすすめ

娘のアトピー

アトピーっ子情報館のsaikoママです。

アトピー娘も2009年12月で4歳になります。
幼稚園で元気に遊ぶ姿を見ると、あの地獄のようなアトピーとの闘いの日々が嘘のようです。
でも、まったく悩みがないかというとそうでもなく、
プールのある日は必ずスキンケアに出向き、
お誕生会やなにかのイベントで園から出される食事やおやつのチェックは欠かせません。
ま、それは娘がアトピー性皮膚炎だけでなく、食物アレルギーがあるからですけど。

乳幼児のアトピーっ子を持つ親御さんの一番の苦悩、そしてストレスになることは、「皮膚の掻き壊し」ではないでしょうか。
私自身、毎晩何回も湿疹を掻き壊して血だらけになったシーツや衣類を見ては、胸が押しつぶされそうな思いで、時には泣きながら洗っていました。

娘は生後2ヶ月で湿疹が噴出してから、真夏のひと時を除いては2歳半になるまで湿疹が全く無いという状態はありませんでした。
ステロイドをまったく使っていなかったからかもしれません。
乳児の頃は全身に湿疹が出ていましたが、体は月齢と共に徐々に少なくなっていきました。
いつまでも湿疹が残り、状態も特に酷かったのは顔でした。

赤ちゃんの肌はとにかく薄いです。そこに湿疹が出来て更にもろくなっているので、少し自分の爪が当たっただけでもすぐ流血します。
最初は手首からのミトンをはめていました。
それも1日中!
そのうち自分で取ってしまうようになったので次はロングタイプ。
季節はだんだん暖かくなっていきます。
それでも長袖に手袋、という格好で初めての夏を過ごしました。
その時は腕にも小判上の大きな湿疹が出来ていました。

夜はドクターミトンかゆいっこ WUのロングタイプの手袋でガードしました。
二の腕の付近でテープでしっかり巻いて、自分では脱げないようにして。
今考えるとなんとも可哀相ですが、当時はとにかく真っ赤に染まったシーツや衣類を想像すると「何とかしなきゃ!」という一念だけでした。

でも、生後10ヶ月のとき同じアトピーっ子を持つお友達から
ある病院を紹介されました。
そこは小児科ではありませんし、ましてや皮膚科でもありません。
それなのに、アトピーで悩む患者さんが全国からやってくるということでした。
小児は診療してもらえないのですが、相談という形で先生のお話を聞くことが出来ました。
そこで言われたことは、薬はもちろん保湿もダメ。
痒いのだったら掻かせなさい。
言ってみれば「悪いものは出しなさい」ということなのでしょうね。

「でも、掻き傷が残ったりしませんか」
という問いには
「まったく心配ない。そのくらいで傷は残らない」
と言われました。

ネットで検索すると、他にも掻かせなさいと言っている先生もいます。
見ているのが辛かったら別室で寝なさい、とまで!
ちょうど娘も1歳の誕生日を迎えたころから、
毎晩ながーい手袋をはめられるのを抵抗するようになったので
すっぱり止めました。
と言っても横で寝ている娘が顔を掻き出すとついつい手を押さえてしまったりもしましたが。
毎朝血の付いたシーツを洗濯する日課はしばらく続きましたが、
浸出液と一緒になってものすごい量の血が出たのではないかと思うようなものではなく、文字通り「血」が付くようになりました。
放っておくと赤黒くなる「血の痕」です(^^;)
ただ、背中の湿疹のかゆみがひどく、娘はいつもうつ伏せで寝ていたので、
痒くて泣き出すと私のお腹の上に乗せ、背中をずーっと掻くようにさすっていました。一旦掻き出すと2時間は覚悟でした。
もう一度やれといわれたらできないかも〜!

そんな生活が1年以上続いたので、2歳近くになって
娘が仰向けで大の字になって寝ている姿を見たときは
本当に嬉しかったです。

でも、その後も娘が寝た後別室で仕事などをしていると
「ママー、血ぃ出ちゃったー!」と泣きながら寝室のドアの前で
立っている娘がいたので、しばらくは「痒い→掻く→流血」
の図式は繰り返されていたと思います。

現在は、顔の湿疹はすっかり無くなったので
布団に入った後肘や膝を衣服をめくってポリポリ掻いている娘。
「痒いの?」と聞くと「うん」と応えてポリポリ。
気が済むと自分で衣服を元に戻して眠りに入ります。

今、痒がって泣いているお子さんを目の前で見守られている親御さんたちへ。
きっといつの日かすやすやと、気持ち良く眠れる日が来ます。
全身湿疹だらけ、重度のアトピーと言われた娘も今では10時間以上ノンストップで夢の中です。
がんばってくださいね。でも、がんばり過ぎないで。。。


コラム

アトピーっ子情報館のsaikoママです。

アトピーなどアレルギーの人がいる家庭では犬や猫などのペットはご法度?
これについては賛否両論あります。
というより、猫や犬のアレルギーがある人は、飼育すれば症状が悪化する確率は高まります。

でも、統計によると出生時に犬や猫を2匹以上飼っていた場合
アレルギー体質になる確率が2分の1になるというデータがあります。
この報告は、アトピー娘を妊娠したときに2匹の猫が居た我が家ではほっと胸をなでおろしました。
でも、しっかりアトピーになったんですけどね。

その後アレルギー検査をしたところ、
アトピーパパも、アトピー娘も犬と猫のアレルギーが判明しました。
・・・が、現在猫も一緒に暮らしています。
アトピー娘は季節によって肌が乾燥したりしますが、
3歳を過ぎて肌が丈夫になってからは一見アトピーだとは思えないほどの状態が続いています。
真っ黒に日焼けして見るからに丈夫そうです。
アトピーパパも数字上は犬猫アレルギーではありますが、
食事療法でアトピーが軽減してから、よほどのことがない限り保湿などのスキンケアも必要ないほどです。

ま、これは我が家の事情ですが。参考になりませぬ・・・。

で、なぜ出生時に犬猫など2匹以上飼育しているとアレルギーになりにくいかというと、
動物の糞の中にあるエンドトキシンという毒素がアレルギーを抑制するのだといいます。

以前このブログでも紹介しましたが、
「子供を花粉症にしないための9カ条」の中にも、
猫、犬を家の中で飼育する
という項目があります。
また、
農家で育てる
という項目まで。

アトピーと衛生仮説

これは、犬や猫だけでなく牛や馬などの家畜の糞の中にも
エンドトキシンが含まれていて、1歳以前にそのような環境で過ごすことによってアレルギー体質になりにくいということです。

このエンドトキシンとは細菌が分泌する毒素の一種だそうです。
不潔な部屋や土ぼこりの中からも検出されるそうで
いってしまえば「汚れ度」を測る目安にもなります。
そしてこのエンドトキシンにはアレルギーの発症を抑制する働きがあるというのですから驚きですね。

このようなことから、田舎育ちの人のほうが都会暮らしの人よりアレルギー疾患が少ないといえるのでしょう。

かといって不衛生な環境で生活、まして育児をするというのは
他の感染症にかかってしまう確率も高まるので良し悪しですね。
でも、過度に清潔にしなければ!と掃除に追われながら暮らすより、
精神衛生上も良いように思います。

で、冒頭の犬猫2匹以上飼育ですが、
1匹ではアレルギー発症を抑制するためのエンドトキシンの量が足りないからだそうです。
それに注意しなければならないのは、まだ体質の出来上がっていない
1歳未満の時期の場合です。
アレルギーを発症してしまってからでは、その抑制効果は無いばかりか、アトピーを悪化させてしまうかもしれませんのでご注意を!

愛猫家のSaikoママでした。


コラム

アトピーっ子情報館のsaikoママです。

アトピーと遺伝について最近注目されている遺伝子に
フィラグリンがあります。
フィラグリンとは、皮膚表面の角質層にある遺伝子です。
このフィラグリンに異常をきたすと、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
このフィラグリン遺伝子の変異によって起こる皮膚病で
有名なのが尋常性魚鱗癬です。

最近の研究で、アトピー性皮膚炎の患者さんにも
このフィラグリン遺伝子の変異が関係していることが判りました。
といっても、すべてのアトピー患者にみとめられるわけではなく、
一部のアトピー患者にフィラグリン遺伝子の変異が確認された、
ということです。

遺伝子ですから、当然遺伝、親から子へ受け継がれますよねぇ。
ここで間違えちゃいけないのは、子供は親のコピーではないということ。
親がアトピーだからと言って(たとえ両親とも)必ずしも
子供がアトピーになるということではないです。
親がフィラグリン遺伝子の変異があってアトピーだとした場合、
子供がアトピーになりやすい遺伝情報を持っている、
ということで、100%発症するとは限りません。

最近アトピー関連の情報で、このフィラグリン遺伝子について目にすることが多かったので、ちょっと見解を述べてみました。

 


アトピーの原因(諸説)

アトピーっ子情報館のsaikoママです。

現在妊娠中のプレママで、ご自身がアレルギー体質の方も多いと思います。

生まれてくる子がアレルギー、アトピーだったらどうしよう

そんな不安を抱えている方も少なからずいらっしゃるのでは?
私は妊娠中、ノーテンキにも全くそんなこと考えませんでした。
自分自身、アトピー性皮膚炎の経験はないものの
幼少の頃からしっかりアレルギー体質で、季節になると目が真っ赤になったものですが、
当時はまだ小児のアレルギーがそれほど深刻化されておらず、
「慢性結膜炎」などどいう病名を付けられてはプールはお休み、
という小学生時代を過ごしました。
おかげで(?)いまだにカナヅチであります(汗)

でも、乳児期、幼少期にアトピー性皮膚炎でステロイドを塗っていたアトピーパパは、実は密かに子供にアトピーが遺伝するのではないかと心配していたようで、
アトピー娘が生後2ヶ月目で一気にアトピーが噴出したときも
「やっぱり・・・」と思ったようです。

そこで、今日はアトピーと遺伝についてのお話です。


結論から言ってしまうと、アトピーは遺伝する確率は低い
といえます。
まったく関係ないとは言い切れませんが、現在ここまでアトピー性皮膚炎の子供が増えたのは、生活環境の変化や環境汚染などさまざまな要因が関係しているといえます。

では、アトピー性皮膚炎に関係する遺伝子とはなんでしょう。
現在20個ほど見つかっていますが、大きく2種類に分けられます。
ひとつは、皮膚のバリア機能に関する遺伝子で、
もうひとつはIgE抗体を作りやすくする遺伝子です。
IgE抗体を作りやすくする遺伝子とは、アレルギー反応を起こしやすい遺伝子ということですね。

これらの遺伝子を持っている子は、アトピー性皮膚炎になる確率が1.2〜1.3倍になるといわれています。
でも、現在日本の子供がアトピー性皮膚炎になる確率は10%程度なので、それが12から13%になり、数字で見てもわずかといえますね。

ちなみに、我が家の場合アトピーパパの近い血族の中で
アトピー性皮膚炎は彼だけです。
娘のアトピーは自分のせいだと思い込んでいるパパ、
そんなことはないのよ。

 


アトピーに使用される軟膏

アトピーっ子情報館のsaikoママです。

前回の記事で、アトピー性皮膚炎にともなう感染症には
ステロイドやプロトピックのような免疫抑制剤を使用するべきではないと書きました。

アトピー肌は感染症にかかりやすい?

プロトピックはステロイドより抑制力の強い免疫抑制剤です。
アメリカでは2歳未満には使用できないのですが、
日本では新生児にも処方されているのが現実です。
プロトピックは発がん性があるというリスクも報告されています。

アトピーの人がかかりやすい感染症にカポジ水痘様発疹症があります。
カポジ水痘様発疹症とは単純ヘルペスウィルスとの接触により
皮膚が赤く腫れて小さな水疱が群がってできる皮膚疾患です。
皮膚に基礎疾患を持っているアトピーの人などに多く見られます。

あるデータによると、2006年頃からカポジ水痘様発疹症を発症するアトピーの患者が増えています。
その原因はプロトピックにあるのではないかといわれています。
ステロイドとカポジ水痘様発疹症の関係は、点滴や内服によって発症するケースの報告はありますが、
ステロイドの外用での報告はないそうです。
しかし、プロトピックの場合は塗布でも発症に至るケースがみられます。

プロトピックはとても強い免疫抑制剤で、臓器移植の際など
その活用の場は少なくありません。
でも、アトピー湿疹に繰り返し塗布することは
カポジ水痘様発疹症だけでなく、発がん性など
様々なリスクが考えられます。
それに、プロトピックを使ったからといってアトピーが治るわけではありません。
一時的に、それを使用している間だけ症状を抑えているだけで
止めたら再びアトピーは火をふきます。

その効果とリスクを熟考して使うか使わないか決めてください。
できれば、使わないで頂きたいと、願います。

★チョットひとこと★
プロトピックと同じように、強い免疫抑制力をもつ薬に
シクロスポリンというものがあります。
これは海外でアトピーの人に処方されることが多いそうです。
このシクロスポリンも発がん性があり、また、
ステロイドとの併用によって骨密度の低下も報告されています。


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