アトピーの特徴のひとつは痒みを伴うことです。

生後1ヶ月頃から赤ちゃんの頭やひたい、まゆ毛、鼻の周り、
あごなどが赤くなることあります。

健診のときに「乳児湿疹ですね」と言われたママも多いと思います。


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では、乳児湿疹とはなんでしょう?


アメリカの教科書には「乳児湿疹」という独立した病名はありません。
日本でも乳児アトピー性皮膚炎や脂漏性皮膚炎、
接触性皮膚炎との鑑別が困難なときに乳児湿疹と言うそうです。
また、医師によっては乳児脂漏性湿疹の場合も乳児湿疹と位置付けることもあります。


かゆみと乳児湿疹の関係ですが、乳児湿疹はかゆみを伴わない、とする人もいれば
かゆみを伴うと説明されることもあります。
 

アトピーのもう一つの特徴である慢性・反復性の経過をたどる
という観点から見れば、生後間もない赤ちゃんの湿疹は
アトピーと判断をつけられないのが現状だと思います。

※日本皮膚科学界では乳児の場合、湿疹が2ヶ月以上続く場合
アトピーとしています。


乳児脂漏性湿疹
とは、顔や眉毛、髪の生え際に黄色っぽいフケのようなものがこびり付くことがあります。
これは皮脂と汚れの固まりで、月齢の低い赤ちゃんによく起こります。

このかさぶたのような固まりは毎日の入浴の際に普通にシャンプーをしていれば
そのうち自然に無くなります。
ついゴシゴシ洗ってしまいがちですが傷を作ったらたいへん!
石けんを泡立てて優しくなでるように洗いましょう。


また、生後1ヶ月頃から、頬や額、あごなど皮脂の分泌が多いところに
赤いブツブツが出ることがあります。
これは新生児にきびといわれます。
(正しくは新生児挫創)


胎児期にママからもらったホルモンが皮脂分泌を活発にさせるために起こります。
かゆみや痛みはなく、丘疹や赤い発疹ができます。
炎症がひどくなければ成長するにしたがって徐々に治っていきます。



話を戻すと、乳児湿疹とは生後間もない時期から
1歳ごろまで見られる湿疹を総称して呼ぶようです。
かゆみを伴う場合はアトピーに移行しないか経過を見ていくことになります。