アトピーっ子情報館のSaikoママです。


前回は紫外線が皮膚に及ぼす影響をお話ししました。
では、その紫外線を防止する最善の策とは一体なんでしょう。


日光を遮断した部屋に一日中こもっている


・・・現実的ではありませんね(^^;)


アトピー
でなくても、今の地球の現状を考えると紫外線対策は老若男女問わず、重要な課題です。

日焼けのメカニズムについてちょっと触れておきます。


皮膚に紫外線が当たると、表皮の角化細胞が灼熱感(しゃくねつかん)を伴って肌が真っ赤になります(紅斑(こうはん))。
一般に夏の強い日差しでは20分以上日光に当たると4〜8時間後に皮膚が赤くなり、ひどいときには
水泡を起こすことがあります。
これが「サンパーン」という「日焼け」です。



このような日焼けによる炎症が起こるとアトピー症状のある皮膚ではさらに悪化することがあるので
注意が必要です。

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サンバーンによる赤い日焼けが消えてからしばらくして、肌が褐色になった状態が数週間から数ヶ月続くのを経験した方も多いと思います。
これを「サンタン」といいます。


このサンタンメラニン色素が増えたために起こる現象で、特に大量に増えた場所はシミになります。


また、真皮の膠原繊維(コラーゲン)や弾力繊維(エラスチン)が変性することによってシワにもなります。



女性にとってはどちらも避けたい減少ですが、アトピーの人は炎症が起きている場所に紫外線が当たると色素沈着を起こしてシミになりやすいのでとくに炎症部分には紫外線を浴びないようにしましょうね。


ところで、紫外線は人体にとってまったく必要はないのか、有害なだけなのか、
というとそうとも限らなくて、昔から日光浴は体を丈夫にするといわれてきましたね。



その理由のひとつは、UV-Bは人体に必要なビタミンDを作るのに一役かっているからです。

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ビタミンDは骨を作ったり丈夫にしたりするのに重要な栄養素です。
骨が柔らかくなったり変形したりする「くる病(骨軟化症)」もビタミンD不足が一因ともいわれます。


その他くる病の原因は、ビタミンDの合成障害、ビタミンD受容体の異常、リンの不足、
腎尿細管障害などさまざまです。


ちょっと余談になりますが、栄養状態の良くなった日本ではなくなったといわれる「くる病(骨軟化症)」ですが、

ここ最近、数件の症例が報告されているそうです。

アメリカやカナダでも同様の報告があり、
調査の結果、アトピーやアレルギーで過度の食事制限による
ビタミンDの欠乏が原因のひとつということです。



アトピーやアレルギーのための育児がかえってくる病を発症させているという見解がなんとも悲しいです。


ともあれ、過度の日光照射はアトピー肌には悪影響が多すぎますので、
やはり紫外線対策はしっかり行うべきだと考えます。