今回はアトピー娘のお肌の経過をお見せします。
かなりひどい状態のときもありますので
苦手な方はスルーしてください。
※アトピー娘はステロイドは一度も使っていません。
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アトピーっ子情報館のsaikoです。今回はアトピー娘のお肌の経過をお見せします。かなりひどい状態のときもありますので苦手な方はスルーしてください。※アトピー娘はステロイドは一度も使っていません。★
アトピーっ子情報館のSaikoママです。 アトピーとストレスの関係はよく指摘されます。大人のアトピーの場合は仕事や人間関係などのストレスによって悪化することも多いようです。 アトピーパパ(夫)もアトピーが再発症したときは仕事上でとってもストレスを抱えていま
アトピーっ子情報館のSaikoママです。 乳児のアトピー性皮膚炎は何もしないで放っておけば治るのか? これについてはYESでもありNOだと思います。これはあくまでアトピーっ子を持つ親の一人の個人的な意見です。 娘が顔中湿疹ができ始めたのは生後2ヶ月目になった
アトピーっ子情報館のSaikoママです。 アトピー娘も1歳と8ヶ月になりました。生後2ヶ月でパーッと顔中に湿疹ができ始めた頃からミルクを止め、母乳育児に切り替えました。 もともと母乳量は多い方だったのと、パパが粉ミルク反対派だったからです。パパは生後2ヶ月
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アトピーっ子情報館のSaikoママです。 近年アトピーや花粉症などのアレルギー疾患の子供が増えています。 自律神経の乱れがアトピーの発症、悪化の一因であることは以前このブログでも書きました。副交感神経が優位のときにはリンパ球が増加し、アレルギーを起こしやす
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アトピーっ子情報館のSaikoママです。
アトピーとストレスの関係はよく指摘されます。
大人のアトピーの場合は仕事や人間関係などのストレスによって悪化することも多いようです。
アトピーパパ(夫)もアトピーが再発症したときは
仕事上でとってもストレスを抱えていました。
アトピーのかゆみの原因はアレルゲンだけではなく、
心の状態も関係しています。
近年の研究により、痒みの素となるヒスタミンや炎症性物質は、
抗原がなくても体内にできることがわかっています。
脳の働きによって自律神経を刺激し、体の神経末端からさまざまな伝達物質を放出し、
それが痒みを感じさせます。
つまり、アレルゲンが体に進入しなくても
心のうごきがアレルギー反応を引き起こしてしまうのです。
乳幼児のアトピーの場合、おもちゃで遊んでいたり、
好きなテレビを見たりしているときはあまり痒がらないのではないでしょうか。
アトピー娘も、湿疹がたくさん出ていたときでも一日中痒がっていたのではなく、
児童館で遊んでいたり、パパと遊んでいたり、
何かに夢中になっているときはあまり痒がっていませんでした。
でも、かまってもらえなくて退屈しているときや、私が家事で手が放せないときなど
いきなりベソを掻きながら顔をカキカキしていました。
最近、ある冊子で乳幼児アトピーと母子関係についての
記事を読みました。
それによるとアトピーっ子は
母子間のコミュニケーションに問題があることが多い
とありました。
アトピーっ子に限らず、子供が成長していく上で最初のヒトである母親の果たす役目の重要性は
どの育児書を見ても書いてありますね。
赤ん坊は母親とコミュニケーションすることによって将来生きていくのに必要なコミュニケーション能力を身につけていきます。
コミュニケーションとは、目と目、身振り手振り、言葉やしぐさ、笑顔などのやり取りです。
一方向では成り立ちません。
そこで、アトピーっ子を育てている親御さんの場合、
生活全体がアトピー治療中心となり、皮膚のケアが主なコミュニケーション手段となってしまうことは、双方向のやり取りという意味からすると問題が生じることもあるようです。
ドキッ!
少々思い当たる節もあります。
アトピー娘は早くから湿疹がでていたので、赤ちゃんらしいぷるぷるスベスベの肌という期間が
ありませんでした。
生後8ヶ月のとき、ほんの少しの期間アトピーが軽減して、初めてすべすべのホッペを触って、
涙が出てきたのを覚えています。
こんなふうにほっぺに触ったり、頬ずりしたり・・・
こんな当たり前のことができなかったんだなぁ、
という淋しさと、
授乳のときも顔から出てくる浸出液を拭くことに意識がいって、
目を見ながらゆっくりおっぱいを飲んでいる娘の満足そうな顔を見ることもしてこなかった、
という反省が入り混じっていました。
必死にアトピーを治すことばっかり考えて、
アトピーに振り回されている自分がいました。
まだまだアトピーとの縁は切れそうもありませんが、
それは娘の、いえ私たち家族の一部だということを心に刻んで、
コミュニケーションを大事にしながら生活していきたいです。
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
乳児のアトピー性皮膚炎は何もしないで
放っておけば治るのか?
これについてはYESでもありNOだと思います。
これはあくまでアトピーっ子を持つ親の一人の個人的な意見です。
娘が顔中湿疹ができ始めたのは生後2ヶ月目になったばかりの頃。
一ヶ月健診ですでに乳児湿疹と診断されていたから、湿疹としての症状はもっと早くに出ていました。
モーレツな乾燥とジクジクの湿疹、一番ひどいときは湿疹というより顔中ドロドロの
まさにケロイドのような状態でした。
アトピーパパの大人になってからのアトピー再発症後、
脱ステしたときの肌の状態に似ていました。
その後背中にも腕にも、脚、お腹にもアトピー性の湿疹ができました。(ほとんど全身です)
決して、軽度のアトピーではなかったわけです。
ところで、アトピー娘は今のところステロイドは使っていません。
ステロイドについては今までもブログに書いてきましたし、
別の機会に私たち夫婦のステロイドについての考え方を書きたいと思います。
産後は夫の母にお手伝いに来てもらいましたが、2ヶ月目からは助っ人ナシの育児が始まりました。
お買い物にも湿疹だらけの娘をスリングに入れて毎日商店街へ出かけました。
お店の人によく声をかけられました。
「アトピーなの?」
というのが一番多かったのですが、
年配の女性の中には
「昔の子供は湿疹で顔を真っ赤にしている子が多かったよ。今はちょっと何かできるとすぐ薬使うからきれいな肌の子が多いけど、昔の子供はこーんなもんだったよ」
と言ってくれる人いました。
アトピーの湿疹は体の中から出てくるものです。
接触性の皮膚炎ではありません。
体の中をきちんと整えてあげないと、湿疹は治らない。
大人のアトピーの場合、食生活を整えて汗をきちんとかいたりといった生活習慣を見直すことで
アトピーはかなり軽減します。
アトピーパパの体験上、確信しています。
ただ、乳児の場合は違います。
添加物の多いスナック菓子を食べ過ぎたわけでもなく、
糖分の多い清涼飲料水をがぶ飲みしたわけでもありません。
でも、体の排泄機能が上手く働いていないのか、それともその機能以上に体に不必要なものが
お腹にいるときから蓄積されてしまっているのか、その両方なのかわかりませんが、
とにかく尿や便として出し切れない異物を湿疹として出そうとしている状態だと考えました。
そうなると、アトピー娘の自然治癒力というか
体本来の力に頼るしかありません。
赤ちゃんは大人を小さくした人間ではない。
皮膚も、内臓も大人とは別の生き物だ。
と何かの本に書いてありました。
皮膚も大人よりずっと薄くデリケートです。
消化機能も十分ではありません。
乳児アトピーの原因はひとつではありません。
だから治療法はないんですよね。
アトピーの湿疹はステロイドで治ります(一時は)。
そこで、
乳児アトピーは放っておけば治るのか
という問題ですが、
乳児、または幼児のアトピーは放っておいても徐々に改善していくけれど、
放っておくだけ・・・ではダメだと思います。
乳児期を過ぎて自分でものを食べるようになります。
そのとき、口に入れるものは全て体に摂りこまれるということです。
糖分が多かったり(果物も含めて)、添加物の入っているお菓子を食べたり、
残留農薬も体にとって有害です。
※アトピーっ子にとって添加物はご法度です。
生活の中からそれら全てを排除するのは今の時代無理ですが、
なるべく無農薬・減農薬の野菜を選ぶ、とか
調理法によって減らすこともできます。
旬のものを食べるだけでも農薬は減らせます。
アトピーを治すだけでなく、強い体を作っていくことは
子供にとってかけがえのない財産になると思います。
おすすめの本です
家庭でできる食品添加物・農薬を落とす方法―食材の選び方、下ごしらえ、食べ方の工夫まで
アトピーっ子の満足レシピ
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
アトピー娘も1歳と8ヶ月になりました。
生後2ヶ月でパーッと顔中に湿疹ができ始めた頃から
ミルクを止め、母乳育児に切り替えました。
もともと母乳量は多い方だったのと、パパが粉ミルク反対派だったからです。
パパは生後2ヶ月から保育園に行っていたのでほとんど粉ミルクで育ちました。
そのせいでアトピーになったとは断言できませんが、幼児期まで長引いた要因のひとつだと
パパ自身考えているようです。
もちろん、母乳育児を強要したわけではありません。
ミルクを飲んだ分、母乳を搾乳するのも変な話だし、
自営業だったので1日中一緒にいられる環境にあったからです。
その後何度か乳腺炎になりかけたり、乳首が切れて血が出たりとトラブルがありましたが
桶谷式の母乳育児相談室に通いながらなんとか母乳育児を続けています。
さて、乳離れですが、
断乳と卒乳の2つの方法があります。
断乳は最後のおっぱいを決めてきっぱり止める方法、
卒乳は自然に飲まなくなるのを待つ方法。
私の場合は、通っている桶谷式が推奨している断乳を選びました。
断乳の時期ですが、まず離乳食が3回になって、
自分の足でしっかり立って歩くようになった頃だそうです。
目安は1歳6ヶ月頃でしょうか。
アトピー娘は12月生まれなので、候補としては今年の春か秋。
断乳は、母子ともに身体に負担がかかるので真夏や真冬は避けるそうです。
今年の春でも良かったのですが、アトピーっ子の場合、お肌の調子も考慮する必要があります。
あいにく、4月5月はまだ顔と背中にアトピー湿疹がたくさん出ていました。
「アトピーやアレルギーの子は2歳くらいまで飲んでいる子が多いわよ。」
と助産師さんに言われていますが、今年の秋を逃したら来年の春?
そのときアトピーが悪化していたら秋まで持ち越し!?
ちょっとそこまでは・・・。
今でさえ体脂肪率17%で色気のない体だと言われているのに
あと1年も母乳を製造するのはキツイです・・・。
そして日にちを決定しました。
桶谷式では断乳後手技を受けるのであらかじめ(1ヶ月前には)日にちを決めます。
9月29日
断乳決行の日です。
去年のアトピーの状態は、いったん夏にかなり改善したものの秋になって顔から湿疹が出始めて
10月の半ばには背中にもアトピー湿疹が噴出しました。
今年もそうなったら断乳はあきらめなくてはなりません。
痒くて辛いときにおっぱいが精神安定剤の役目もしますから。
あと1ヶ月と少々。
淋しいというのが今の正直な思いです。
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
アトピー娘も1歳7ヶ月です。
食事はほとんど私たちと同じものを食べるようになりました。
幼児食ってなんだ?
ってことですが、
離乳食はまさに母乳やミルクからのみ栄養を摂取していた乳児期から
普通の食事から栄養を摂ることができるようになるための準備期間ですよね。
離乳食の完了時期は一般には1歳から1歳3ヶ月を目安にしているようです。
ただこれは個人差がありますのであくまで目安でいいと思います。
我がアトピー娘の場合は離乳食を始めたのが遅かったので
だいたい1歳半を目安にしていました。
でも、もともとおかずは野菜がメインの食事だったので
割と早くから大人の食事を取り分けるだけの簡単離乳食期を過ごしました。
参考にしたのは主にアトピーっ子も安心の離乳食ですが、
離乳食後期にはマクロビオティックのレシピが活躍しました。
特にオススメな本はこちらです↓
「おいしいマクロビオティックごはん はじめの一歩」
幼児食とは一般には奥歯が生え、きちんと物を噛む事ができて
消化機能も整うまでの食事といわれています。
目安は2歳頃です。
離乳食期を完了しても、塩分・脂肪分の多い食事はまだまだ胃腸に負担がかかります。
食物アレルギーは無くても、アトピーっ子の場合やっぱり食事には気を配りたいものです。
添加物の多い加工食品は避け、なるべく手作りの食事を心がけましょうね。
添加物はアトピーを悪化させます。
ただ、なにやら手のかかる料理は
ただでさえ育児で忙しいママには負担が大きすぎます。
アトピーっ子向けのレシピ本も多少参考にしますが、マクロビオティックや穀物菜食を実践する人向けの料理本は簡単な調理法のものが多いのでおすすめです。
「おいしいマクロビオティックごはん はじめの一歩」
の中から、アトピー娘も好んで食べるレシピをひとつご紹介。
【キャベツと玉ねぎの重ね煮】
材料(2人分)
キャベツ・・・4枚
玉ねぎ・・・・1/3個
にんじん・・・1/3本
塩・・・・少々
醤油・・・大さじ1/2
作り方
1.キャベツはざく切り、玉ねぎは薄いくし形、
にんじんは細切りにする。
2.小鍋ににんじん・玉ねぎ・キャベツの順に
重ねて2〜3段に詰め、塩を軽くふり水大さじ3を
注いでふたをして火にかける。
煮立ってきたら弱火にして15分煮る。
3.全体がしんなりして、火が通ったら
最後に醤油を回しかける。
簡単です(^^)v
その他おすすめの本は
アトピーっ子の満足レシピ
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
今回はアトピーっ子の離乳食についてchaiさんからご質問が寄せられたので
私なりの考えを書きますね。
ご質問の内容は
「アトピーの人は、この抗原表は、数字の低いものを食べたほうが良いと思えば良いのでしょうか。それとも、ここには載っていないものを食べたほうが良いのでしょうか。 」
以前も書きましたが、アトピー性皮膚炎の人に必ず食物アレルギーがあるとは限りません。
アトピーパパはアトピーっ子でしたが子供の頃にさまざまな検査をした結果、
食べ物に関しては何も反応しなかったといいます。
大人になって再発症したときに検査をしましたが、やはり陽性と出た食べ物はありませんでした。
(子供の頃に食物アレルギーがあっても大人になって反応が出なくなることが多いです。)
アトピー娘については食物アレルギーの検査はしていません。(2歳の誕生日時点)
今のところ必要性を感じないからです。
検査のストレスのほうがアトピー悪化の元になりそうですから(^^;)
2歳4ヶ月で検査をしました。
結果は・・・いっぱいありました
それに食物アレルギーを特定するのはなかなか大変です。
血液検査で陽性と出ても食べて平気なこともあるし、
陽性と出なくても乳幼児の消化器官はまだ未熟なので食べるとお腹の調子を崩したり、
湿疹が出る場合があります。
3歳くらいまでは特に乳製品、卵にはアトピーっ子に限らず
多くのお子さんが反応するそうです。
食物抗原表の使い方ですが、私なりにこう理解しています。
アトピーっ子はアレルギー体質には違いありません。
離乳食を始めるときには抗原度の低い食品からスタートするのが無難だと思います。
我が家の場合、アトピーパパの体質改善のためもあって、今は食卓にはお肉は並びません。
お魚もホントーにたまに、です。
(でも、まったく食べないわけではないです)
卵、乳製品も多少は避けています。
厳密に、ではないのでなんちゃってマクロビオティック、
ってかんじです。
食卓は野菜中心ですが、離乳食の開始時期は、大根、かぶ、キャベツ、白菜、小松菜からでした。
あとは食べさせてみて、湿疹が出たり皮膚に赤みが増してきたりした場合はしばらくその食品を控えます。
ちなみにアトピー娘が初めて口にして
「あれっ?変だぞ。顔が赤くなってきた・・・」
となった食品は、
里芋・レンコン・トマト、でした。
荒っぽいと感じるかもしれませんが、
実際に食物アレルギーを特定する検査方法も結局同じようなことをします。
※もちろん、医師の指示にしたがって注意深く進められると思います。
食べてみなくちゃ分からない、ということですよね。
ただ、親として怖いのはアナフィラキシーショックですね。
だから、初めて口にさせるときはドキドキです。
でも野菜でそんなことになることはあまり考えられないので今はそれほど神経質になる必要はないと思っています。
そば・ピーナッツなどアナフィラキシーショックを起こしやすい食物はまだまだ先になりそうです。
※アナフィラキシーショックを起こしやすい食物
そば・小麦 ・ 牛乳・卵・魚
カニ・えび・たこ・いか
キウイ・バナナ
ピーナッツ・アーモンド
こちらの記事も参考にしてください↓
アトピーっ子離乳食と食物アレルギー
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
近年アトピーや花粉症などのアレルギー疾患の子供が増えています。
自律神経の乱れがアトピーの発症、悪化の一因であることは
以前このブログでも書きました。
副交感神経が優位のときにはリンパ球が増加し、アレルギーを起こしやすくなります。
そして、赤ちゃんは副交感神経が優位なのでアトピーなどアレルギーを起こしやすいのです。
さらに皮膚が弱いため、アトピー性皮膚炎という症状が出やすいと考えられます。
通常は、成長するときにエネルギーを消費することによって
副交感神経が過剰に優位にならないようにバランスをとるのですが
現代ではさまざまな要因によって副交感神経優位の状態が
続いてしまう可能性が高いのです。
その理由は肥満、運動不足、排気ガスの吸入などが考えられます。
ところで、アトピーっ子をお持ちのママ、パパ、
赤ちゃんが泣くとすぐに抱っこしたりしていませんか?
我が家は、そうでした・・・(^^;)
なにしろ、泣いて顔が真っ赤になると湿疹が余計に目立って
掻き壊したりしたら血だらけだーっ!
って恐怖心がいつもあって、ついついあやしてしまっていました。
(ま、アトピー娘は何してもよく泣く子だったんですけどね)
これ、ちょっと待って。
赤ちゃんは泣いているときは交感神経優位になります。
でもすぐ泣き止ませてしまうと副交感神経優位が続くことになってしまいます。
アトピーを発症しやすい状態ということです。
交感神経優位の状態を作ることがアトピーなどのアレルギーを起こしにくい体質作りには
欠かせないポイントです。
赤ちゃんには適度な刺激を与える必要があるということですね。
「赤ん坊は泣くのが仕事だ」
と祖母にも言われました。
もっと早く気付いていれば
多少泣いていてもおおらかな気持ちでいられたのになぁ、と思います。
ひきつけを起こすほど泣かせておくのは・・・ですけどね。
ブログ内関連記事
アトピー肌、アレルギー的原因
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
我が家は数年前からマクロビオティックっぽい食事を
実践しています。
「っぽい」というのは、厳密には実践し切れていないから(汗)
たまには洋菓子や和菓子も食べてしまっているし…。
(たまにじゃないかも!)
ま、でも3度の食事は穀物菜食を心がけています。
自宅で肉料理、卵料理はめったに食卓に並びませんし、魚も2ヶ月に1度程度。
白砂糖も使いません。
調味料は塩・お醤油・味噌が基本です。
パパのアトピーが悪化してからお米も玄米に切り替え、ひたすら素食を心がけました。
食事を切り替えて2ヶ月目には目に見えてアトピーが改善してきたので、
改めて食事の大切さを実感しましたねー。
(お肌より先に、大きな便りが変わったそうです)
生まれた娘も乳児アトピーだと判明し、母乳の出所である私自身、やっぱり肉・乳製品など
動物性たんぱく質は摂取しないように気を使いました。
一度チーズを食べて授乳したらすぐに娘が反応してホッペが真っ赤になったことがあります。
大人のアトピーの場合、食生活を変えるだけでずいぶん改善すると思っています。
なるべく農薬を使わない野菜で菜食にする。
基本は穀物です。
食事内容の約6割は穀物からとることが大事です。
アトピー改善のために始めた玄米食ですが、今は分付米に変えています。
アトピー娘の離乳食用、というのもありますし噛む癖のあまり無い現代人は
玄米だと上手く消化しきれずに効果的に栄養を摂取できなかったり
胃を痛めてしまうこともあるそうなので。
玄米を3分または7分程度にひいてもらっています。
1歳半のアトピー娘ももう大人と同じ硬さのごはんを食べています。
離乳食のおかずはほとんどが大人のお味噌汁用に煮た野菜を
味噌を入れる前に取り分けて与えていました。
離乳食中期からは味噌汁もダシで薄めて飲んでいます。
(それまではダシで野菜を煮たスープだけ)
でもさすがに離乳食後期になると煮野菜ばかりというわけにはいきませんよね。
マクロビオティックレシピの中で、ベビーでも大丈夫そうなものを少しずつ試していきました。
まずは
小豆かぼちゃ
「小豆は排毒作用があるから食べさせたらいいわよー」
とお馴染みの店長さんに言われたのもきっかけです。
口当たりも柔らかいので、アトピー娘は喜んで食べました。
今も好物のひとつです。
作り方
★材料★
小豆・・・1カップ
かぼちゃ・・・150g〜300g
塩・・・小さじ1
(1)あずき1カップは洗って、3カップの水と火にかける。
煮立ってきたら弱火にし、ゆっくり煮る。
(2)2カップの水を3〜4回に分けて足しながら
あずきが柔らかくなるまで(指でつぶれるくらい)煮る。
(3)あずきが煮えたら塩小さじ1を加え、
2cm角に切ったかぼちゃを入れ、弱火で静かに煮込む。
(4)かぼちゃが柔らかくなったら静かに混ぜて、
煮汁が少し残るくらいで火を止める。
※あずきはゆっくり静かに煮るのがコツです。
十分柔らかくなって塩を入れるときに初めて静かに混ぜます。
アトピーっ子を持つママは離乳食も頭を悩ませるかもしれません。
でも、考えようによっては育児書などにある離乳食レシピとにらめっこする必要もなく、
穀物菜食で行こう!と決めてしまえば案外簡単です。
アトピーっ子のための食事が、同じものを食べているうちに
パパやママの体調もよくなる、なんて嬉しいおまけも付いてくると思いますよ。
もう娘は離乳食というより幼児食です。
これからはちょっと形と名前のあるもの、例えばハンバーク、とか作る必要も出てくると思います。
穀物菜食では「大豆のハンバーグ」とかになりますけど…。
料理があまり好きではない私にとってちょーっと大変ではありますが、
娘がおいしそうに食べてくれる姿を見ると頑張ってみようか!という気になります。
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
今回はアトピー発症と悪化の要因であるアレルギー的原因について。
アトピー性皮膚炎などのアレルギーは、免疫機能の過剰反応であるといいます。
アレルギー症状の発症や悪化には免疫系だけでなく
自律神経・内分泌系・免疫系・血液循環のアンバランスや機能低下といった原因が考えられます。
事実、アトピーの人の多くが自律神経のバランスを崩しているといった報告もあります。
【チェックしてみましょう】
○汗をかきにくい
○冷えを感じる
○体が火照る
○便秘や下痢
○生理不順
○体温調節ができずらい
○不眠
自律神経のバランスが崩れる原因としては、
ストレスの多い生活、昼夜逆転、運動不足、ホルモン系薬剤の多用などが考えられます。
自律神経は交感神経と副交感神経からなります。
交感神経――緊張や興奮したとき優位になる
副交感神経――心地よいとき優位になる
交感神経がONで副交感神経がOFFです。
このONとOFFが正常に働かなくなったとき、体にさまざまな異常が起きます。
そのひとつがアトピーです。
自律神経は体内時計とも深いかかわりがあります。
朝明るくなると交感神経が優位になり、夜暗くなると副交感神経が優位になります。
昼夜逆転の生活を続けると自律神経のバランスが崩れるのはこのためです。
また、自律神経は顆粒球・リンパ球を支配しています。
顆粒球――体内に入ってきた異物を消化分解する
リンパ球――顆粒球で処理できなかった小さい異物(ウイルスなど)
を免疫の力で処理する。
顆粒球・リンパ球の通常の比率は60:35でバランスをとっています。
しかし、顆粒球は交感神経が優位のときに増加、
リンパ球は副交感神経が優位のときに増加します。
顆粒球が増えすぎると粘膜が炎症を起こしやすく、
リンパ球が増えすぎるとアレルギーを起こしやすくなります。
アトピー患者の傾向としてみてみると、乳児の場合は副交感神経が優位なのでリンパ球が多く、
アレルギーを起こしやすいことがわかります。
成人アトピーや子供の頃からアトピーが長引いている人の場合は
慢性的な交感神経優位のことが多いので炎症を起こしやすく、また治りにくい傾向があります。
現代の日本人の生活環境は運動不足やエアコンの普及、炭酸飲料水の飲みすぎ、
大気汚染、微量化学物質などによって副交感神経が優位になりやすくなっています。
成人してからアレルギーを発症した人が多いのもうなずけます。
まず規則正しい生活をして自律神経のバランスを整えることが
アトピー改善の重要なポイントといえます。
ブログ内関連記事
アトピー肌、皮膚の構造的要因
アトピーっ子情報館のSaikoママです。
アトピー発症と悪化の要因である皮膚の構造的原因を考えてみたいと思います。
アトピーの人の肌は、各層のバリア機能が低下しています。
水分や潤い成分が少ない状態にあるわけです。
肌がそのような状態になると、かゆみを感じる神経線維が各層まで伸びてきます。
皮膚の構造を大雑把に説明すると、
表皮とその奥にある真皮からなっています。
表皮の表面は皮脂膜で覆われ、その下は角質細胞がレンガのように積み重なり、
隙間をセラミド(角質細胞間脂質)が埋めています。
さらに、天然保湿成分であるNMFが細胞に水を含ませ、水分の蒸発を防いでいます。
神経線維は表皮と真皮の境目辺りまで伸びています。
ところがアトピー肌の場合は、皮脂や汗の分泌が少ないために
十分な皮脂膜が作られません。
セラミドも少ないので、角質細胞が剥がれやすく水分が蒸発しやすい状態です。
神経線維は各層のすぐ下まで伸びているため、外部の刺激に非常に敏感になります。
神経線維は皮膚の水分量が少ないと伸びて、水分量が正常だと元に戻ることが分かっています。
このようにアトピー肌はバリア機能の低下とかゆみの神経線維の過敏性が問題となります。
まず、汗をかくことが重要です。
汗の水分と皮脂が乳化して皮脂膜を作ります。
水分の蒸発を防ぐだけでなく、PH値を弱酸性に保ち、
感染症から皮膚を守る働きもあります。
また、冷え性であったり喫煙などで抹消血管が収縮すると皮膚にうるおいがなくなります。
血流を良くすることもアトピー改善には大切です。