アトピーって何?
アトピーという言葉を使うときは一般的に
アトピー性皮膚炎、またはアトピー体質
を指していると思います。
アトピーの語源は、ラテン語の「奇妙な」「とらえどころのない」「その他の」
という意味のatoposからきています。
「アトピー性皮膚炎」という病名は、
1933年アメリカ人医師ザルツバーガーが初めて用いました。
ザルツバーガーは湿疹を分類するときに
遺伝的素因とアレルギーがかかわっている
「わけのわからない湿疹」をアトピー性皮膚炎と名付けたのです。
でも、こんな説明じゃ納得いきませんよねぇ。
日本皮膚科学界によると
アトピー性皮膚炎の定義(概念)
「アトピー性皮膚炎は、増悪・寛解を繰返す、掻痒のある湿疹を主病変とする 疾患であり、患者の多くはアトピー素因を持つ。」
アトピー素因:家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、 アトピー性皮膚炎のうちのいずれか、あるいは複数の疾患)、またはIgE抗体を産生し易い素因。
ますますわからなくなってきました。でも、お医者さんが「アトピーですね」と診断する目安はあります。
「アトピー性皮膚炎診断の目安」は
1.かゆみを伴う。
2.アトピー性皮膚炎を引き起こす遺伝的な体質がある人に
幼少時に発症し、成長とともに年齢によって特徴的な症状を示しながら徐々に良くなっていく。
3.慢性・反復性の経過をたどる。
乳児では2カ月以上、その他では6カ月以上を慢性としています。
参考文献:アトピー性皮膚炎
アトピーっ子お役立ちの本 赤ちゃん・子どものたまひよアトピー&アレルギー大百科 アトピーっ子も安心の離乳食
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