アトピーっ子情報館のSaikoママです。
アレルギーの元となる抗原をアレルゲンといいます。
代表的なものは以下のとおりです。
※アトピー性皮膚炎は単にアレルギー反応だけで起こるものではありません。
さまざまな要因が重なり合って生じます。
●ダニ
コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ
乳児から成人まで年齢に関係なくアトピー性皮膚炎の人の約7割の人がダニが陽性といいます。
ダニには数種類ありますが、アトピーのアレルゲンになるダニは
コナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニといったチリダニです。
これは人間や動物の毛やフケ、食べ物のカス、カビなどをエサとして室内で繁殖します。
高温多湿の環境を好み、湿度50%以上で爆発的に増殖します。
また、ダニそのものだけではなく死骸やフンもアレルゲンになります。
●ハウスダスト
ハウスダストで陽性反応が出た場合でも
多くは上にあげたダニが原因であることがほとんどです。
●食べ物
卵・牛乳・大豆・小麦・米・エビ・カニ
乳児期にはまだ消化管が未発達のため食物がアレルゲンとなることがあります。
アレルゲンとなりやすい成分はたんぱく質で
卵・牛乳・大豆を三大食物アレルゲンといいます。
ただ、食べ物に対する陽性率は乳児期で70〜80%ですが、
4歳頃には10%程度に減少しますので、アナフィラキシーなど強いショック状態を起こす場合を除き、
安易な食事制限は成長障害などのデメリットを生じることがありますので十分な注意が必要です。
●花粉
スギ・ブタクサ・ヨモギ・カエデ・シラカバ
花粉症としての主な症状はアレルギー性鼻炎ですが、
花粉が体の中に入るとアトピー性皮膚炎の症状が悪化することがあります。
できるだけ花粉との接触を避けるなどの注意が必要です。
●カビ
カンジダ・癜風・アスペルギルス
カビもダニと同様高温多湿の環境を好みます。
ダニを減らすことがカビを防ぐポイントとなります。
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