アトピーっ子情報館のSaikoママです。
今日は最近話題の糖鎖栄養素についてです。
まず、糖鎖とは?
DNAやたんぱく質とともに生物の機能を支えている生体分子のひとつです。
糖鎖は文字通り糖の鎖で、細胞の表面におよそ数百万個もの糖が鎖状に結合し、その鎖が細胞の表面を覆っています。
8種の単糖類が脂肪やたんぱく質と結びつき
鎖状につながって、細胞間の情報伝達を行っているのです。
糖鎖の役割
1、細胞の種類・状態の認識
2、ウィルス・細菌の認知、伝達
3、ホルモン・酵素の識別
この糖鎖ですが、ガンや糖尿病の治療に注目されていますが、
アトピー性皮膚炎改善にも役立つことがわかってきました。
アトピー性皮膚炎の場合、この糖鎖の働きに異常が生じていることが多いそうです。
また、アトピーの湿疹がなかなか治らない理由のひとつに
感染症にかかりやすいことがあげられます。
糖鎖の役割のひとつである「ウィルス・細菌を正しく認識し攻撃指令を出す」
という機能が、アトピーの人に多いといわれるように
糖鎖が不完全な状態だと正しく働かずにすぐに感染症が発症、悪化するという悪循環になってしまいます。
それに、本来体に無害な食べ物などにも間違って攻撃指令を出してしまったりします。
では、糖鎖構造を正常に作るための必須栄養素とは何でしょう。
グルコース・・・穀類など
ガラクトース・・・乳製品など
マンノース・・・アロエ、サボテン、燕窩(ツバメの巣)など
フコース・・・藻類、茸など
キシロース・・・穀物や植物の皮など
N-アセチルグルコサミン・・・燕窩、カニ・エビの甲羅など
N-アセチルガラクトサミン・・・燕窩など
N-アセチルノイラミン酸・・・燕窩、母乳など
このように糖鎖栄養素は、ツバメの巣やサボテンなど一般的な食事では
効果的に摂るのが難しい栄養素です。
糖鎖食品になっているサプリメントから摂る方法が手軽といえます。
でも、単に糖鎖栄養素さえ摂っていればアトピーが治るというものではありません。
大事なのはアトピーを悪化させる要因である
睡眠不足やストレスを解消し、バランスよい食事をしてお腹を動かし、
副交感神経を働かせるといった基本が大事です。
その上で糖鎖栄養素を摂り、ミトコンドリアを刺激して細胞を正していくことによって
体を健康にすることがアトピー改善に重要だと考えます。
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