アトピーっ子情報館のSaikoママです。
春はアトピーや敏感肌だけでなくトラブルを起こしやすい季節ですね。
しっかりスキンケアをしたいものです。
ところで、春先にアトピーの痒みがひどくなるのはなぜでしょう?
アトピー性皮膚炎の原因は大きく分けて二つあります。
ひとつはヒスタミンなどによる皮内反応です。
これは自律神経、内分泌系、免疫系、血液循環の低下に代表される
「体全体」の機能が原因です。
ふたつめは痒みを感じる神経線維の異常発達です。
春先はこのふたつめの原因がアトピーを悪化させるのです。
最近の研究では、皮膚の乾燥が進むと通常は真皮近くにある痒みを感じる神経線維が
表皮の各層まで伸びてくることが分かっています。
そのため、温度や湿度の変化・接触といったちょっとの刺激で強い痒みを感じでしまいます。
せっかく良くなっていると思っていた肌も掻き壊しによって悪化させてしまうのです。
でも、この伸びた神経線維は皮膚の水分量が正常になると
元の状態に戻ることも分かっています。
このように神経線維の異常によって引き起こされる痒みには
抗ヒスタミン剤やステロイドなどの薬物を使用しても痒みがおさまらないことが多いのです。
※ステロイド剤自体には直接痒みを抑える作用はありません。
肌の状態は千差万別です。
その時々の症状にあったスキンケアが重要です。
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