アトピーっ子情報館のSaikoママです。
前回、春先にアトピー性皮膚炎が悪化する構造的な原因について書きました。
それは乾燥によって通常は真皮ちかくにある
痒みを感じる神経線維が、表皮の各層まで伸びてきてしまうからです。
そこで、症状別のスキンケアのポイントを紹介します。
ただ、これはあくまで目安ですので
アトピーの状態がひどい場合は専門医の意見を参考にしてくださいね。
アトピー肌のスキンケアのポイントは
保水・保湿・保護を症状にあわせて適切に行うことです。
症状1:強い乾燥
保水・保湿・保護をしっかり行う
症状2:弱い乾燥
保水・保湿をしっかり行い、保護は状態に合わせて行う
症状3:傷や炎症がある
保水は行わない、保湿は状態に合わせて行う、保護をしっかり行う
アトピー肌、敏感肌のスキンケアの基本は過度なスキンケアをしないことです。
乾燥がひどいからといって保湿剤を使いすぎると
肌本来の潤いを出す力を弱めてしまいます。
いわゆる保湿剤依存症といった状態ですね。
では、実際にどのようなケア商品を使ったらよいのでしょうか。
これは肌状態や使い勝手にもよりますがクリーム系が良いようです。
クリーム系は水分とオイル成分が適度に含まれています。
自分の肌に合う商品を探してみてくださいね。
その際は、無香料・無着色・合成界面活性剤不使用はもちろん、
成分表示をよく確かめてご使用ください。
また、傷や炎症がある場合は保護ケアが中心になります。
保護とは肌を水分蒸発や刺激から守ることです。
その際の基本アイテムはオイル系です。
オイル系には液状のものとクリーム状のものがありますが、
傷や炎症の保護目的であればクリーム状のものが適しています。
目立たないけれど細かい傷があって、ローションなどをつけた場合にしみることがありますね。
そのときはオイル系のアイテムで保護した上で保水すると
傷にはしみずにそのまわりの乾燥部分にだけ保水ができます。
春の訪れは気持ちのよいものです。
適切なスキンケアで春先を快適に過ごしましょう♪
コメント 1
1. AKI
この記事は、春先の乾燥肌に悩む大人のスキンケアにもいかせますね!私も乾燥状態や傷・炎症の有無によって、ケア方法をかえていきたいと思います(^○^)