アトピーっ子情報館のsaikoママです。
夏ですねー。アトピー娘も今年から幼稚園。
娘の通う幼稚園は通年を通してプールの時間があります。
アトピーっ子にプール、特に塩素は大敵です。
かといってずーっと卒園まで見学というわけには行きません。
本人もプールに入りたがっていますし。
初日、先生にお願いして皆より少し早めにプールからあがって、
シャワーを念入りに浴び、すぐにスキンケアしました。
アトピー湿疹は出ていなかったのですが、
プールから出た後、脇や肘裏など、やはり赤く細かい湿疹が出ました。
すぐに治まったので、塩素負けだと思います。
アトピーパパも塩素除去のシャワーヘッドに交換する前は
お風呂のあと必ず蕁麻疹のような細かい湿疹が出ていました。
二人とも、こういった湿疹は比較的短時間で消えますが、
痒いからといって掻き壊してしまうと一気にアトピー湿疹に移行するので、やはりスキンケアはしっかりする必要があるようです。
ふだんは殆ど何もしていませんけど。
アトピーの子でなくても、子供はプールでとびひにかかりやすいといいます。
気をつけたいですね。
さて、アトピー肌の人は感染症になりやすいといいます。
その原因とはなんでしょう。
キーワードは「抗菌ペプチド」。
抗菌ペプチドは、ヒトの皮膚や汗の中にあるアミノ酸の結合体です。
この抗菌ペプチドが細菌性の感染症やヘルペス、カポジ水痘様発疹症などの感染症の発症を抑えています。
(皮膚にある抗菌ペプチドは「デフェンシン」「カセリシジン」、
汗には「ダームシジン」が含まれています)
アトピーの人は汗をかきずらい傾向にありますので、抗菌ペプチドが少ないのは想像できますね。
また、アトピー肌は皮膚のパリア機能が低下しているので、皮膚に存在する抗菌ペプチドも少ないといえます。
アトピーの人は汗をかくと痒くなるので、汗をかきたがらない傾向がありますが、このように汗に含まれる抗菌ペプチドは免疫力をアップさせる大事なものです。
確かにアトピー湿疹を発症しているときは、汗のかき始めはそれが刺激となって痒みが増すかもしれませんが、しっかり汗をかく―汗をかける体になることはアトピー克服にとても大事なことだといえます。
また、感染症にかかりやすいということは、免疫力が低下しているということですね。
その原因となっているのが、ステロイドなどの免疫抑制剤です。
感染症を併発している場合、ステロイドやプロトピックなどの免疫を抑制してしまう薬を使うと、治りが遅くなってしまいます。・・・というのは控えめな言い方で、かえって悪化させてしまいます。
免疫力の低下によって感染症にかかるのだから、そんな状態の時は免疫抑制剤は使わない―素人である私は当たり前だと思っていますし、そのように書いてある書籍も多いのですが、
お医者さんの中には、それでもステロイドを処方することがあるそうです。
そもそも、アトピー湿疹が発症しているときは黄色ブドウ球菌などの菌に感染していることがほとんどだといいます。
ということは、やはりステロイドなど免疫抑制剤は使うべきではないと思ってしまうのですがいかがでしょう。
使うにしても、安易に考えるのではなく副作用も含めてよく理解し、使用方法を しっかり守ることが重要です。
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