アトピーっ子情報館のsaikoママです。
アトピーと遺伝について最近注目されている遺伝子に
フィラグリンがあります。
フィラグリンとは、皮膚表面の角質層にある遺伝子です。
このフィラグリンに異常をきたすと、皮膚のバリア機能が低下してしまいます。
このフィラグリン遺伝子の変異によって起こる皮膚病で
有名なのが尋常性魚鱗癬です。
最近の研究で、アトピー性皮膚炎の患者さんにも
このフィラグリン遺伝子の変異が関係していることが判りました。
といっても、すべてのアトピー患者にみとめられるわけではなく、
一部のアトピー患者にフィラグリン遺伝子の変異が確認された、
ということです。
遺伝子ですから、当然遺伝・・・親から子へ受け継がれますよねぇ。
ここで間違えちゃいけないのは、子供は親のコピーではないということ。
親がアトピーだからと言って(たとえ両親とも)必ずしも子供がアトピーになるということではないです。
親がフィラグリン遺伝子の変異があってアトピーだとした場合、
子供がアトピーになりやすい遺伝情報を持っている、
ということで、100%発症するとは限りません。
最近アトピー関連の情報で、このフィラグリン遺伝子について目にすることが多かったので、ちょっと見解を述べてみました。
コメント 0